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四ツ家のかつて赤川の土橋の脇に祀られているのが通称「田中の地蔵さん」で、昔は北山・聖寿禅寺門前の田圃の中にありました。 この地蔵さんは南部三十代行信の母堂・於俊の方(戒名・大智院殿妙印大姉)が寛文11(1671)年に病気で亡くなられ、孝心深い行信は、聖寿禅寺門前の田中で霊骸を荼毘に付して、この火屋の跡を踏ませないように大きな石の地蔵尊を造り納めたものでした。 このお地蔵さんは、たいへん「小豆餅」が好きだったといいます。ここを通る人達や付近の田畑を耕す農夫達は、「小豆餅」をお供えして供養したと伝えられています。また、里謡に次の歌があり 地蔵よ地蔵よ 何餅大好きだ 大好きだ 小豆餅大好きだ 大好きだ 地蔵舞を見なさいな 見なさいな 地蔵舞と囃されて 地蔵舞をやるからは 皆さん囃をたのみませよ と歌い囃したといわれています。 大正初期、この地蔵さんの周囲が荒れ果ててしまったことに加え、四ツ家町の繁栄、一般公衆参拝者の便宜を考慮し、当時の盛岡市長であった北田親氏が遷座させて現在に至っています。 『街 もりおか 2008 10月号』 より |
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